皆さんの電気料金はいくらでしょうか。電気は生活に欠かすことができないため、電気料金が高いと生活費を圧迫してしまいます。
今回は電気料金を抑える方法を解説します。
電気料金を把握し、使用量を見える化する
まずはご自宅の電気料金がいくらかかっているかを把握しましょう。
毎月どの程度かかっているのか、どの月が多いか確認してから対策を検討しましょう。
現在、ほとんどの電力会社は電気料金をWeb上で確認することができます。ご家庭の電気料金は電気メーターで使用量を測定し、金額を算出しています。
スマートメーターの仕組み
現在はほとんどのご家庭の電気メーターにスマートメーターが設置されています。
スマートメーターは30分毎の使用量を計測し、計測した使用実績は各電力会社が把握しています。そのため、申し出をすれば30分毎の使用量を把握できる電力会社もあり、どの時間に使いすぎているか分かります。
その情報から思いもよらない電化製品や時間帯で電力を消費していたりすることが分かります。
電気料金の仕組み、内訳
私たちが使用している電気料金の内訳はご存じでしょうか。
契約している電力会社によって料金体系は異なりますが、契約メニューの基本料金と使用電力量に応じて計算する電力量料金の他に、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賊課金、託送料金などがあります。
これらの料金は大まかにいえば、日本の電力の安定供給を支える設備の維持運用のための経費で、日本で電気を使用する皆で負担しています。
この部分を家庭内で削減していくことは実質不可能です。
電気代を抑える方法は
前述した電力設備の維持運用のための経費を除くと、電気料金を抑えるには基本料金を抑えること、使用電力量を抑えることが重要です。
基本料金を抑える方法
契約を見直す
電力の自由化以降、多くの電力会社が小売事業に新規参入し、様々な料金メニューがあります。
ご家庭の電気料金表から、電気料金を見直すことができるサイトもあり、契約を見直すことで電気料金を抑えることができます。
低圧契約の従量制、基本料金のイメージは以下の通りです。
A契約は基本料金が安いですが、使用量が約23kWあたりを超えるとB契約より料金が上がります。
使用量が多いにも関わらず、契約容量が小さいと使用量の増加が大きいため、結果として電気料金が割高になってしまいます。
ご家庭の使用実態に合わせて、適切な契約を行いましょう。
電力量を抑える方法
電力量を抑えるには使用量を減らす必要があります。
単に節電するだけでなく、さまざまな方法で使用量を抑えることができます。
電化製品を買い替える
現在の電化製品は数年前に比べ、電力ロスが少なく高効率な電化製品が多く販売されています。
同じ電化製品であっても古いものであれば、効率が悪く電気使用量を余計に商品している可能性があります。
特に電気使用量が多いエアコンなどの冷暖房器具は買い替えるだけで使用量を大きく削減できるものもあります。
また電球をLEDに変えるなど、仕様を変えたり、最新の高効率な電化製品に変えることで使用量を削減することができます。
冷凍暖房器具を変更する
暖房器具は家庭で使用量の多い代表格の電化製品です。
電化製品は熱源に変換するほど、多くの電気を消費します。
特にハロゲンヒーターや電熱器など、直接熱源に変換するものは電気を消費しやすいので、注意しましょう。
短時間の使用であれば問題ありませんが、日中家で過ごす場合であれば、前述したような高効率なエアコンやストーブなどの使用を検討しましょう。
ガラスの仕様を変える、断熱材を使用する
ガラスの仕様を変更したり、壁に断熱材を使用すれば、冷気が入って来にくいため効果的です。
また、暖房器具を使う場合でも、熱が逃げにくく、冷めにくいため、電気代を抑えることができます。
ガスや石油ストーブなど、他の燃料を使用する
電気代の単価は燃料の調達コストに比例して上がります。そのため、燃料を輸入している日本は海外の情勢や貿易の影響によってコストが上がります。
使用する電気代の単価が極めて高い場合は、他燃料を検討しましょう。
場合によりますが、ガスや石油を使用する暖房器具を使用することで電気料金を下げることができる場合があります。
また、電気を使用しないホッカイロ、湯たんぽなどを使用すれば、電気の使用を抑えることができます。
まとめ
電気は生活に欠かせないものです。電気代が高いからといって寒いのに暖房器具を使用せずに我慢するのは健康上に支障がでるため、やめましょう。
本日紹介した方法は、今すぐにでもできることは、たくさんありますので、是非実践してみてください。
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